個別空調の快適性に着目。

吸収式冷温水機による空調を行ってきましたが、老朽化も進み、快適性の不具合を感じるようになり、更新を考えました。
当初は熱源機のみを更新する考えもあったのですが、富士環境 様からいろいろとご提案をいただき、VRV Xによる個別空調方式を採用させていただきました。
省エネ効果を上げて空調コストを抑えるのが重要なポイントでしたが、従来機における快適性の改善も大きな要素でした。
以前は、雪でクローズが続いた後は、なかなか暖房が立ち上がらない。また、1階は底冷えするのに、2階は暑いといった温度ムラも起こり、快適サービスの面から改善する必要がありました。
また、以前は冷房と暖房の切り替えが簡単ではなかったので、冷暖の切り替え時期の見極めも大変でした。
これに対して、VRV Xは、室内機ごとに温度や風量が設定でき、部屋毎に条件に合わせた空調が行えるので、快適性はもちろん、無駄な運転も抑えられる。また、冷暖房の切り替えもスイッチひとつで行えるので、その日の気温に合わせた切り替えも簡単に行えます。
お客様に対する快適性が格段に向上したと同時に、管理する側も扱いが簡単になって助かっています。

補助金の活用で、導入負担も大幅軽減。

導入に際して経済産業省の補助金「エネルギー使用合理化事業支援事業」を活用。申請締め切り間近だったのですが、富士環境さんとダイキンさんが関係資料作りに尽力していただき、無事に採択。更新費用の負担を2/3に軽減できました。

採択されるまでドキドキでしたが、皆さんの頑張りに感謝しています。

日常の管理も簡単になりました。

個別空調にともない管理すべき室内機台数が増えたのですが、富士環境さんの提案で導入したインテリジェントタッチマネージャーで管理も簡単に行えています。
年間スケジュール機能で、基本的な運転/停止、冷暖房切換はほぼ自動化。
お客様のエントリーや各部屋の予約状況に合わせてスケジュール管理を行い、事前運転や消し忘れ防止にも役立てています。
各部屋の運転状態や室温が、事務所にいながら把握できるので快適演出の面でも助かっています。

空調経費が激減。今後がますます楽しみです。

重油焚吸収式冷温水機からビル用マルチエアコンに更新することで、重油コストが無くなるのは当然なのですが、同時に電気代も下がったのには驚きました。
VRV Xによる個別空調の省エネ効果の高さを実感するとともに、冷房シーズンにも大きな成果を期待しています。